病気の際の食事について(1)
このQ&Aでも病気に際しての食事に触れることがありますが、オーガニックベースで病気や不調の改善についてアドバイスを差し上げる際は、必ず下記のような「病気の際に共通の食事の基本」を前提として、その上でさらに細かなアドバイスを差し上げております。その点をどうぞあらためてご理解いただき、実践くださいますようお願いいたします。
病気の際の食事の基本
・玄米、または精白度が低い穀物の割合を(ごくたまには麺の日があっても良いけれども)5割以上とること
・肉、乳製品、砂糖、添加物、甲殻類、コーヒーなどを一切避けるのはもちろん、他にも、ベークしたもの、油、メープルシロップ、ナッツ、果物、魚などオプションは一切避ける
・おかずをとりすぎない(「バランスよく食べなければ」とおかずを増やしすぎない。原則は玄米ごはんと味噌汁。ただし、玄米ごはんを菜っ葉ご飯や小豆ご飯にするなどの変化や味噌汁の具の変化はつけることができる。くれぐれも美味しく作ること)
・一口100回、せめて、80回、それもできなくても最低50回は必ず噛むこと
・全体の分量も少食を心がけること。ただし、上記を守れば無理に減らしすぎず常識の範囲で大丈夫です。
マクロビオティックの基本食の実践
・玄米の炊き方、品種選びはよく気をつけること
・ごま塩、三年梅干、たくあん、鉄火味噌、ゆかりなどは常備し、必要に応じて取り入れること
・ちゃんと作られた味噌汁や、おすまし、薬味は欠かさない。味噌の菌を殺さないよう作り方に注意する
・納豆などちょっとしたおかずだけでもよい
・海藻も、味噌汁に入れるワカメをはじめ、毎日必ず少量とること
・茹で青菜は一日一回は取りたい
・・・以上を一口100回噛んで1週間続けるだけで、ほとんどの病気は状態は大改善されるはずです。
たまには、ごはんと鍋や、ごはんとおでん(マクロビオティックに則ったもの)なども良いでしょう。
朝の青菜や毎日の発酵食品は欠かさないでいただきたいです。
ご飯とお味噌汁だけでも、素材が良く作り方が良ければ、とてもとても美味しく、満足度も高くできますので、どうかがんばってください。
また具体的な例として、たとえば先日アップしたQ&A#014の方の場合などは、「糖尿病+肝臓がん」なのでいろいろな「おかず食べ」になっていることが推測されますから、美味しい素食(一汁一菜)にすることは特に効果があると思われます。