奥津典子より「最近のお天気に思う陰陽~自分の陰陽の調整の仕方~」
受講生&卒業生の皆様こんにちは。いかがお過ごしですか?
回答などがゆっくりですみません。おかげさまで、出版をはじめ、色々なことが落ち着いてきました。ご質問くださった皆様の中にも、ご自身で回答が見えてきた方がおられるかもしれません。順次、お答えしていきますので、それを手掛かりに、さらにお考えになってみてくださいね。
さて、今日は、ご質問いただいたわけではないのですが、このところ、食の陰陽の調整に難しさを私自身が感じているのでそれをシェアできればと思いました。と申しますのは、こんなに「陽性」が必要なことは近年なかった、というくらい、今私は陽性に、味を濃くしないと体がもたないのです。私だけかなと思ったら、周りにかなり、そういう方がいます。家族も。
味噌も豆味噌が必要、昆布だしも濃く、ごま塩や鉄火味噌が沢山いります。海藻やごぼうなども多めに必要。他、かんぴょうや生姜、葛、蕎麦の実にはまっています。もちろん、生のりんご(これは酵素が欲しいみたい)や甘いもの、甘酒などが欲しいときもありますがそれでも、朝からごま塩や梅醤番茶の濃いのが欲しい時も少なくありません。
また、青菜は陰性ですが、ミネラル(陽)が多いせいかすごく食べたい。
そして、そんな風に陽性にしないと・・・
体が冷えるのです。
気温計を見ては
・・・?
うーん、まだ10度前後、寒くても7度はあるのにこんなに冷えるものかしら???
皆さんはどうですか?今陰陽どちらが必要ですか?
わからない?
そう、最初はわからないですよねー。
始めて数年は、私も
「陽性にしなきゃ」と思って陽性にしすぎて・・・
「陰性にしなきゃ」と思い直し
その後は陰性にしすぎて・・・
とシーソーか振り子のように陰陽を繰り返していました(笑)
でも、そうやって、陰陽、って体感して身につけていくものなのでちょっと大変かもですけど、皆さんにも是非頑張ってほしいです。
迷ったら、一日だけ、「すごく陰性な食事」か「すごく陽性」な食事にしてみることをお勧めします。「すごく陰性な食事」は、果物を多くし、薄味で、白菜のプレスサラダ、甘酒、精白うどんなどを増やしてみて塩気や玄米を控えます。
「すごく陽性な食事」は玄米か蕎麦の実などを主食にし、濃いめのお味噌汁(かぼちゃやキャベツなどを入れる)に、ごま塩や鉄火味噌、わかめふりかけ、などをしっかり取り入れ、あとは青菜くらいにします。
「すごく陰性な食事」にした方が調子がいい人は、今は「陰」が必要ということですから翌日から、玄米ばかりでなく、分付米や精白うどん、白米、なども取り入れお澄ましやお味噌汁も薄めに、野菜の割合を多くしましょう。茹でる、蒸す、さっと煮る、プレスサラダにするなど瑞瑞しい調理法を心がけます。豆腐クリームやりんごや梨などを取るのも良いでしょう。
「すごく陽性な食事」にした方が調子がいい人は、今は「陽」が必要ということですから味つけをしっかりした味噌汁、ときに豆味噌を混ぜる、昆布だし、にして水分や果物、甘いもの、小豆以外の豆類は減らしましょう。ご飯や蕎麦の実、粟などの割合を増やし、切干、車麩など乾物の割合、葛や小豆を増やしましょう。炒ったもの、焼いたものなど水分の少ない調理法で、味付けもしっかり。
さて。
いったいどうしてこんなに陽性が必要なのだろう?
なんでこんなに冷えるんだ?
二年間とったカフェインの排出かなあ?
それとも、甘いものの排出が始まったのかなあ?
などと考えますが、
東京で暮らしていますと、放射能が原因で放射線で極陰になり心臓が弱り冷えているのか??
などという疑問はつきません。
同時に、言われているように太陽が不活発になっているので、例年より春夏の間に地面が温まらず、地熱が蓄えられていないので寒いのか?
農家の方はなにを感じておられるだろう?
などと思ってはいます。
陽性化するといえば「運動」ですが、なんといっても。そのままでは、運動しよう!と思えるほどの陽性さもないので、半断食(陽性化)したりごま塩を沢山とって、ある程度しゃきっと引き締まってからでないと、運動がおっくうで、休みたくなるほど陰性になっています。どうしたのでしょう!!!
そんな方、他にもいらっしゃるでしょうか?
メープルシロップや豆腐など陰性さは全然食べたくありません。
体って面白い。
というわけで、皆様。
時期によって、年によって、皆さんに必要な「陰」「陽」の度合いは変化します。絶対の正解はなくて、今この瞬間に変わっていくもの。だから、どうか、「自分にとっての正解」が得られるようになるまで、陰陽、試してみてくださいね。「薄味にしなきゃ」とか「○○しなきゃ」から自由になること。一方で、やはり、基本の約束事は良くできていて、必ずそこに帰ることも必要になります。
守・破・離、
また守 を繰り返して、
本当の意味での自由になっていきましょうね。