大豆・米・麦を使った味噌麹に、真桑瓜と丸茄子、塩を漬け込んだ舐め味噌。和歌山県湯浅町の名産で、鎌倉建長年間、和歌山県由良町の興国寺の禅僧が、宋の径山寺より製法を持ち帰ったとされる。 和歌山県有田郡
取り寄せ品
3~6月に富山県滑川で水揚げされる、生きたままのホタルイカを醤油、イカの墨のみで仕込んだ塩辛。新鮮なホタルイカが捕れる滑川でしかできない、贅沢な生き漬け。 富山県滑川市
徳島県吉野川沿いで作られる、大豆と塩だけで作られる豆味噌。野生の麹かびで醸造し、2年以上じっくり寝かせた辛口で、黒に近い褐色。天正13年(1585年)秀吉の世に、尾張から阿波へ移封された蜂須賀家の家臣が製法を伝えたとされる。 徳島県吉野川市旧麻植郡
奄美大島の南端、加計呂麻島名産の砂糖黍から作られる酢。砂糖黍の絞り汁を煮て、湧き水で割って仕込まれる。 鹿児島県加計呂麻島
春の沢蟹を搗き砕いて、唐辛子と糀を混ぜ1~3年塩蔵熟成させた、ぴりっとからい塩辛。福岡県の南東端、熊本、大分にまたがる山岳地域でつくられる。使われる沢蟹は、5月初旬から梅雨入り前までの、ほぼひと月間にとられたもののみ使われる。 福岡県八女市旧八女郡矢部村