東浩紀
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。
日程‖3月5日(火)
時間‖13時30分〜15時30分+質疑応答
場所‖キチム‖東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目14‐7 B1F
料金‖2400円(税込)
話し手‖東浩紀
聞き手‖奥津爾
開催‖雲仙市
正しいことしか許されない時代に「誤る」ことの価値を問う東浩紀さんの『訂正可能性の哲学』と『訂正する力』。この2冊はこの種を蒔くデザイン展を企画させていただいた僕(奥津爾)にとって2023年に読んだ本の中で最も知的興奮にあふれた名著でした。「ひとは誤ったことを訂正しながら生きていく」という言葉は、リスクを恐れ硬直化が進む現代にあって誰もが心に刻むべきパンチラインではないでしょうか。
種や野菜、デザインだけでなくあらゆるものが規格化・標準化されていく時代にあって、真に多様な社会を次代に託すために僕らに何ができるのか。東さんにじっくりとお話を伺いたいと思います。心から楽しみです。
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。
日程‖3月13日(水)‖13時〜16時
場所‖鎌倉女子大学 二階堂学舎
参加費‖2300円(税込)
‖第一部‖13時〜13時50分
話し手‖山田一生‖農家
聞き手‖奥津爾
‖第二部‖14時〜16時
話し手‖養老孟司
聞き手‖奥津典子
開催‖雲仙市
第一部では、鹿児島の農家・山田一生くんから種と暮らすその意味、田畑から見据えている農の未来を。
第二部では「共振と対話」がテーマ。非対称な関係では、対話も共振も成立しません。言い換えれば、人々の幸福と発展の土台と言えるかもしれません。しかし行きすぎれば混乱に陥ります。また「環境問題」の解決は、前提に自然や言語をもたない存在との対話を取り戻す必要はないのでしょうか。
学生、視聴者、文化人、小さな虫たちと風土、そして亡き骸、歴史、学問の先人たち、あらゆる存在と対話を続けてこられた養老孟司先生に、コロナ禍前後、対話と流通、先の戦争、子どもと大人、身体との対話、動植物との対話、男と女の違い、歴史や文化との対話など様々な角度からお伺いします。
東京大学名誉教授
著書『バカの壁』(新潮社)『虫眼とアニ眼』(徳間書店)など多数
1984年埼玉県に生まれ、環境問題への関心から農業高校へ進学。奄美大島で生き物を守る仕事「マングースバスターズ」に従事した後2010年9月に現在の鹿児島県垂水市に移住。カエルを守る生き方ができないかと「かえるすたいる」という屋号で2011年春に就農、現在5.5haの田んぼ、50aの畑を管理。全て無肥料・無農薬での栽培、畑は不耕起栽培で野菜を年間40種類ほど種とりをしながら育ている。
在来種の種、美しい海を次世代に託していくために私たちに何ができるのか。
哲学者、内山節先生にじっくりお話をうかがいます。
1‖近代的世界と経済活動を投資に変えた時代
2‖継承性とは何か
3‖日本の伝統的な社会観について
4‖経済社会はどのようにつくられているのか
5‖未来へのヒントとしての過去
6‖関係に価値をみいだす時代へ
7‖日本の社会における移動性と定着性
8‖関係が継承されていく社会を再創造するために
哲学者、NPO法人森づくりフォーラム代表理事
1970年代から東京と群馬県上野村の二重生活を続けながら、在野で、存在論、労働論、自然哲学、時間論において独自の思想を展開する。2016年3月まで立教大学21世紀社会デザイン研究科教授。著書に『新・幸福論 近現代の次に来るもの』『森にかよう道』『「里」という思想』『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』『戦争という仕事』『文明の災禍』ほか。2015年冬に『内山節著作集』全15巻が刊行されている。