写真…繁延あづさ

プラスチックフリーの八百屋展

雲仙市千々石町にある地域の在来種を軸としたオーガニック野菜の直売所であるタネト。期間中、その野菜売り場を完全プラスチックフリーにします。

無駄を削ぎ落とし、土と、野菜をそのままに。
そうした野菜売り場そのものが、デザインの展示です。

目指すのは

1. プラ包装ゼロ
2. 無駄な電力を使わない
3. 過大な投資をしない
4. 農家に負担を押し付けない
5. 見た目も美しく、楽しい

みんなが真似したくなる野菜売り場を目指します。

世界で生産されるプラスチックは年間約4億トン。そのうち1/3が容器包装プラスチックであり、毎年800万トン以上のプラスチックがゴミとして海に流れ込んでいると推計されています。

日本の野菜売り場においても、ほぼ全ての場面でプラ包装が深く浸透しています。なぜなら野菜はプラスチックで包装されている方がより多く売れる事実があり、かつ、鮮度が長持ちし、運搬も容易になるからです。

直売所は、土に最も近い流通の現場です。

なかでもタネトは、現代の規格化・効率化の果てに消滅しつつある在来種・固定種の野菜を軸とした稀有なオーガニック直売所。

大都市から遠く離れたこの雲仙でプラスチック包装を使わない野菜売り場を実現することを通じ、新しい循環できる流通を提案します。

プロジェクトチームは地元である雲仙市在住のメンバーが中心。若手デザイナー、自然エネルギー研究者、有機農家、八百屋、市職員、家具職人。オール長崎県民です。

デザインの力でプラスチックフリーを実現し、誰もが真似できるスタイルの道を切り拓きたいとおもいます。

プラスチックフリーへの過程はInstagramで逐次報告します。フォロー、ぜひ。

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