写真…在本彌生

種を蒔く仕事展

第一次産業の衰退、止まらない環境破壊、画一化するローカル。
子供たちにとって困難な問題が山積みになっていく今日現在。僕らは仕事を通して、次世代にどんな種を蒔くことができるのでしょうか。

農家、作家、歌手、ファッションデザイナー、アーティスト、料理人、料理家、デザイナー。

この展では、それぞれの道を歩く12名6組の対話、トークライブを雲仙と吉祥寺で開催。その様子をインスタライブで配信していきます。

6つのアーカイブされた対話。
それぞれの仕事に対する哲学、生き方、その物語が「種を蒔く仕事」の展です。

今を生きる私たちにとって何かのヒントになりますように。
そして10年後、100年後の若者たちがふとした機会にこのアーカイブを目にした時、彼らの道を照らす光になりますように祈ります。

雲仙タネト

田口ランディ
岩崎政利‖農家

新月)

  • インスタライブ‖16時半〜17時半
雲仙タネト

コムアイ
田中遼平‖農家

金)

  • インスタライブ‖17時半〜18時半
  • トークライブ‖17時半〜18時半お申込み
雲仙タネト

高木正勝
今井義浩‖monk

日)

  • インスタライブ‖16時半〜17時半
  • トークライブ‖16時半〜1815お申込み
吉祥寺キチム

野村友里
中納良恵

水)

  • インスタライブ‖16時半〜17時半
  • トークライブ‖16時半〜17時半お申込み
雲仙タネト

皆川明
原川慎一郎

18満月)

  • インスタライブ‖16時〜17
  • トークライブ‖16時〜17時半

※お申込みは近日中にInstagramで告知します。

雲仙蒸気家

柳原照弘
原田祐馬

19土)

  • インスタライブ‖時間調整中
  • トークライブ‖時間調整中

◎前回の「種を蒔く仕事展」はこちら
◎各回のトークライブの募集はInstagramにて告知します。

田口ランディ

田口ランディ

2000年、長篇小説『コンセント』を発表。以来、社会問題や人間の心をテーマに、フィクションとノンフィクションを往還しながら幅広い執筆活動を続けている。作品は映画化や各国語に翻訳され、海外でも高い評価を得ている。2001年、『できればムカつかずに生きたい』で婦人公論文芸賞を受賞。小説に『アンテナ』『モザイク』『被爆のマリア』『マアジナル』『サンカーラ』『ゾーンにて』『リクと白の王国』『指鬘物語』など、エッセイ/ノンフィクションに『生きなおすのにもってこいの日』『ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ』『いのちのエール』『生きてるって、幸せー!』など多数。 近著は地下鉄サリン事件の実行犯との1交流を元に執筆した私小説「逆さに吊るされた男」(河出書房新社)、水俣との深い関わりから描かれる『水俣 天地への祈り』

コムアイ

コムアイ

アーティスト。1992年生まれ、神奈川育ち。ホームパーティで勧誘を受けて加入した「水曜日のカンパネラ」のボーカルとして、国内だけでなく世界中のフェスに出演、ツアーを廻る。2021年9月に脱退。
2019年、オオルタイチと屋久島でのフィールドワークをもとに制作した音源「YAKUSHIMA TREASURE」をリリース、公演を重ねる。新しい音楽体験「YAKUSHIMA TREASURE ANOTHER LIVE from 屋久島」をオンラインにて公開中
現在はオオルタイチと熊野に通い新作を準備中。
2020年からはOLAibiとのコラボレーションも始動。
北インドの古典音楽や能楽、アイヌの人々の音楽に大きなインスピレーションを受けながら音楽性の幅を広げている。
音楽活動の他にも、ファッションやアート、カルチャーと、幅広い分野で活動。
2020年にアートディレクターの村田実莉と、架空の広告を制作し水と地球環境の疑問を問いかけるプロジェクト「HYPE FREE WATER」が始動するなど、社会課題に取り組むプロジェクトに積極的に参加している。

岩崎政利

岩崎政利

1950年長崎県生まれ。諫早農業高校卒業後、農業に従事する。約40年ほど前から有機農業に切り替え、野菜の自家採種を始める。現在では約80種類の野菜を生産する中で、毎年50種類以上の野菜の種子を採っている。2019年秋より「雲仙たねの学校」の指導を行う。 著書に『岩崎さんちの種子(たね)採り家庭菜園』(家の光協会)『つくる、たべる、昔野菜』(新潮社)

田中遼平

田中遼平

雲仙市千々石町出身、鹿児島大学経済学部卒、就農6年目。
フィリピン留学中に種の奥深さと出会い、地元に岩崎政利さんという巨人がいることを知る。自家採種を軸にした有機農家になるべく卒業後、故郷にもどり就農。岩崎さんから30種を超える種を受け継ぎ、固定種、在来種の野菜を中心に、年間約70品目を栽培している。
https://tanakatane.thebase.in/

高木正勝

高木正勝

音楽家・映像作家
1979年京都生まれ。12歳から親しんでいるピアノを用いた音楽、世界を旅しながら撮影した「動く絵画」のような映像、両方を手掛ける作家。NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』のドラマ音楽、『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』の映画音楽、CM音楽やエッセイ執筆など幅広く活動している。最新作は、小さな山村にある自宅の窓を開け自然を招き入れたピアノ曲集『マージナリア』、エッセイ集『こといづ』。
http://www.takagimasakatsu.com

今井義浩

今井義浩

1982年茨城県生まれ。
エンボカ京都シェフを経て、料理写真集“CIRCLE”を出版。
その後フリーランスの料理人として旅をしながら料理を作る。
2015年末、京都にて自店 “monk” をオープン。
2021年、Phaidon社より“monk: Light and Shadow on the Philosopher’s Path”を出版。

野村友里

野村友里

eatrip主宰/料理⼈、野村友里さん。⻑年おもてなし教室を開いていた母の影響で料理の道へ。ケータリングフードの演出や料理教室、雑誌での連載やラジオ出演などに留まらず、レシピ開発、イベント企画、映画やテレビ番組の料理監修など、食の可能性を多岐に渡って表現している。2012年にrestaurant eatrip(原宿)を、2019年11月にeatrip soil(表参道)をオープン。生産者、野生、旬を尊重し、料理を通じて食のもつ力、豊かさ、おいしさを伝えられたら、と活動を続ける。壱岐ゆかりとの共同著書に『TASTY OF LIFE』(⻘幻舎)など。

原川慎一郎

原川慎一郎

静岡県生まれ。渋谷のお店で修業の後、渡仏。帰国後、三軒茶屋の「uguisu」などのレストラン勤務を経て、2012年に目黒にレストラン「BEARD」をオープンし、話題となる。2017年、バークレーにあるアリス・ウォータースの「シェ・パニース」元総料理長であるジェローム・ワーグとともに、東京神田にレストラン「ザ・ブラインド・ドンキー」をオープン。そして2020年、長崎県雲仙市に移り住み、BEARDを再オープン。岩崎政利さんが守り継いできた在来種の野菜を軸にした料理を発信している。

中納良恵

中納良恵

1996年 中納良恵(Vo、作詞作曲)と森雅樹(G、作曲)によってEGO-WRAPPIN’結成。「色彩のブルース」や「くちばしにチェリー」は、多様なジャンルを消化し、エゴ独自の世界観を築きあげた名曲として異例のロングヒットとなる。以後作品ごとに魅せる斬新な音楽性において、常に日本の音楽シーンにて注目を集め続け、2021年結成25周年を迎える。中納良恵名義によるソロアルバム「ソレイユ」(2007年)、「窓景」(2015年)の独創的な作品を2枚発表している。6年ぶりとなる通算3枚目のアルバム「あまい」を2021年6月30日にリリース。

皆川明

皆川明

デザイナー
1995年にminä perhonen(ミナペルホネン)の前身となるminä(ミナ)を設立。社会への考察や自然への詩情から図案を描き、丁寧に作り進めたテキスタイルを用いたものづくりを行う。
その活動はファッションから始まったが、その後、インテリア、テーブルウェア、宿泊施設のディレクションなど、活動の領域を広げている。
国内外のブランドやテキスタイルメーカーへのデザイン提供、新聞・雑誌の挿画も手がける。2019年から2020年にかけて、東京都現代美術館と、兵庫県立美術館で開催された展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」が、2022年4月23日からは福岡市美術館、夏には青森で巡回される。
http://www.mina-perhonen.jp

柳原照弘

柳原照弘

TERUHIRO YANAGIHARA STUDIO
1976年生まれ。デザイナー。2002年に自身のスタジオを設立。大阪(日本)の他、2020年にArles(フランス)にスタジオとショールームを構える。現在は日本、フランス、オランダ、デンマーク、台湾を拠点に国やジャンルの境界を越えたプロジェクトを手がける。主なプロジェクト:1616/arita japan、2016/、OFFECCT、Kvadrat、Skagerak、THREE、FIVEISM x THREE、Mame Kurogouchi、等。 作品所蔵:フランス国立造形芸術センター(CNAP)、Stedelijk Museum Amsterdam(アムステルダム現代美術館)等。

原田祐馬

原田祐馬

1979年大阪生まれ。京都精華大学芸術学部デザイン学科建築専攻卒業。UMA/design farm代表。大阪を拠点に文化や福祉、地域に関わるプロジェクトを中心に、グラフィック、空間、展覧会や企画開発などを通して、理念を可視化し新しい体験をつくりだすことを目指している。「ともに考え、ともにつくる」を大切に、対話と実験を繰り返すデザインを実践。著書に『One Day Esquisse:考える「視点」がみつかるデザインの教室』。

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