繁延あづさ

写真 繁延あづさ

トーク

雲仙たねの野菜市

岩崎政利 講演会

「風土とともに、たねを継ぐ」

岩崎さんは一つのたねがその土地の風土に根ざすには、最低10年はかかるとおっしゃいます。

35年の長きにわたり、ご夫婦たった二人で日本全国、時には海外から運ばれてきた種を、岩崎さんは雲仙の地でたねを継いできました。

今、4人の若手農家たちを中心に結成した「雲仙たねをあやす会」は、岩崎さんが継いできたその想いとたねを、次代へ継ぐために勉強会を重ねています。

この講演会では、今、雲仙で起きていることをケースとし、農民が風土とともにたねを継いでいくその意味を、皆さんとともに考えたいと思います。

申し込み

申込みは終了しました。

内容
岩崎政利さんの35年
雲仙たねをあやす会とは
農民がたねを継ぐ意味

出演
岩崎政利
雲仙たねをあやす会の若手農家

司会
奥津爾(オーガニックベース)

日 時│12/2(日)13:00-15:00
会 場│吉祥寺 アトリエ間間
参加費│2,500円
定 員│30名程度

お子さま連れは、申し訳ございませんが、今回のイベントに関しましては、お子様のご同伴はご遠慮頂いております。

岩崎政利

1950年、長崎県生まれ。30年ほど前から有機農業に切り替え、しずつ野菜の自家採種を始める。現在では50種類以上の野菜の種子を採っている。NPO法人・日本有機農業研究会 種苗部の幹事を務める。2006年にはイタリアで行われた「テッラマドーレ(世界生産者会議)」に参加、「種子資源 種子の未来~農民自らが自家採取する事の意義について~」を発表。2010年に名古屋で開催された世界生物多様性会議(COP10)では「生物多様性をめぐる状況と課題-種(たね)と味の多様性を守ることの重要性について」を提言。農民の手による自家採種と、在来種や固定種を中心とした種子のネットワーク運動を広げている。また、「スローフード長崎」の代表でもある。著書『岩崎さんちの種子(たね)採り家庭菜園』(家の光協会)『つくる、たべる、昔野菜』(新潮社)

雲仙たねをあやす会

雲仙で30年以上、在来種の種を継ぎながら野菜を育てている岩崎政利さんを中心に、若手農家たちが集まって結成。雲仙の風土に根ざした野菜と種を未来へ繋ぐ活動をしています。

奥津爾

東京都出身。
オーガニックベース代表。薬物依存症のシンクタンク勤務を経て、2003年夏にオーガニックベースを、2007年春にベースカフェ(現在のヒトト)を立ち上げる。農・文化・手仕事をキーワードとした様々な企画展も手がけ、日本の在来野菜に焦点をあてたイベント「種市」のディレクションを担当。2013年には長崎・雲仙に移り住み、東京と雲仙を行き来しながら、在来種の種を守り継ぐ活動をしている。