「種市」公式レポート
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種市

2013年4月27日[土]・28日[日]
presented bywarmerwarmerorganic base

岩崎政利×早川ユミ×田口ランディ×奥津典子×高橋一也「種の未来、農の未来」

定員に達しました

日 時│4/27(土) 11:30-14:00
会 場│キチム
入場料│3,000円(+要1ドリンクオーダー) 
定 員│100名(先着順)

長崎で50種を超える種の自家採種を行いながら農を営む全国でも希少な生産者、岩崎政利さん。世界の国々を旅したり手縫いの衣服や布の個展を開きながら高知の山のてっぺんで農ある暮らしを営む布作家、早川ユミさん。種と農と暮らしを紡ぎ続ける稀有なゲストをお迎えして、奥津典子(マクロビオティック料理研究家/オーガニックベース)と高橋一也(warmerwarmer代表)が、種のこと、農のこと、暮らしのこと・・・様々なお話を伺うトークショー。
 本来、日本には古来の野菜や作物があり、その命を繋ぐ古来の種を日本人は何世代にもわたって大切に守り、受け継いできました。そんな古来種の種が集まっているのが、岩崎政利さんの畑。気の遠くなるような長い命の営みが詰まった、そしてひとたび絶えれば永遠に消滅してしまう古来の種を、岩崎さんは畑で守り続けています。早川ユミさんは高知の山のてっぺんの種まきびと。自然とともにいきいきと生きる「種まきびとのみどりのこころ」が地球の上いっぱいに広がることを願いながら、「土があれば生きていけるよ」と、私たちの命と土がつながっていること、種をまくことの大切さを、多くの人に伝えています。 
 農業の近代化を背景に、消え失せてしまった種があります。そして今まさに消え失せようとしている種がたくさんあります。これらの種をどのように守り、受け継いでいくか。めったに聞けない大切なお話と、そして豊かな経験や智恵に直接触れられる、貴重なチャンス。たくさんの方々のご参加をお待ちしております!

岩崎政利

岩崎政利野菜生産者

1950年、長崎県生まれ。30年ほど前から有機農業に切り替え、しずつ野菜の自家採種を始める。現在では50種類以上の野菜の種子を採っている。NPO法人・日本有機農業研究会 種苗部の幹事を務める。2006年にはイタリアで行われた「テッラマドーレ(世界生産者会議)」に参加、「種子資源 種子の未来~農民自らが自家採取する事の意義について~」を発表。2010年に名古屋で開催された世界生物多様性会議(COP10)では「生物多様性をめぐる状況と課題-種(たね)と味の多様性を守ることの重要性について」を提言。農民の手による自家採種と、在来種や固定種を中心とした種子のネットワーク運動を広げている。また、「スローフード長崎」の代表でもある。著書『岩崎さんちの種子(たね)採り家庭菜園』(家の光協会)『つくる、たべる、昔野菜』(新潮社)

奥津典子

奥津典子マクロビオティック料理研究家主任講師

長崎県出身。学習院大学経済学部に在学中の頃より国際的なマクロビオティックの指導者である久司道夫氏に師事。久司道夫氏の秘書、ボストンにある久司財団の教育機関(Kushi Institute Internatioal)より認定講師ライセンス取得後、夫・奥津爾とともに東京都吉祥寺にオーガニックベースを立ち上げる。
著書『マクロビオティック おいしく元気になるお買いもの』(技術評論社)『マクロビオティックの子どもごはん』(ソフトバンククリエイティブ)『野菜だけでおいしい マクロビオティックのスープ』(アスペクト)『organic base 朝昼夜のマクロビオティックレシピ』(河出書房新社)『オーガニックベース マクロビオティックと暮らす』(ビジネス社)
監修『マクロビオティック、はじめました』(アスペクト)
http://www.organic-base.com

早川ユミ

早川ユミ布作家

1957年、生まれる。1983年、アジアの国々を旅する。アジアの手紡ぎ、手織りの布たちに出会う。1985年、愛知県常滑のちいさな山のなかで、ちいさな畑を耕しながら、哲平と暮し始める子育ての日々。1988年、タイのナコンパトムにおうちを借りて暮らし、ちくちく仕事。バンコクシラパコーン美術大学とチェンマイ・タップルートにて展覧会をひらく。1989年、インドとネパールへ子連れの旅。1994年、タイのダンクェン村でものつくり。1998年、高知の山のてっぺんに移住。棚田のちいさな果樹園とちいさな畑をつくる。谷相の種まきびとに出会う。2008年、ちくちくワークショップをはじめる。2010年、インドのバラナシへの旅。2011年、インドのダラムサラへの旅。2012年、ブータンへの旅。アジアの手紡ぎ、手織布、山岳少数民族の布、柿渋で染めた布、麻布でちくちく手縫いして、衣服をつくり、全国各地で個展活動。夫である、陶芸家の小野哲平の薪の窯たきを手伝ったり、種まき、木を植える。アジアの布を探して、家族とともに旅する。ときどき、セツローさんとのふたり展をひらく。本に『種まきノート』『種まきびとのものつくり』『種まきびとの台所』(アノニマスタジオ刊)。もうすぐ旅の本がでます。
HP│http://www.une-une.com
ブログ│http://yumipepe.exblog.jp

高橋一也

高橋一也warmerwarmer代表

レストランKIHACHIのコック、(株)ナチュラルハウスの取締役を経て、現在はwaremerwarmer代表として、日本の有機農業界を変えるべく活動中。消費者の食への意識を高めてほしいと企画したアリス・ウォータースさん(レストラン「シェ・パニーズ」オーナー)の取り組みを学ぶ勉強会、下北沢で古来種野菜の販売とランチを提供する期間限定の試み、など、有機野菜や古来種野菜とその生産者のネットワーク構築に取り組む。
http://warmerwarmer.net/