岩崎政利│野菜生産者
1950年、長崎県生まれ。30年ほど前から有機農業に切り替え、しずつ野菜の自家採種を始める。現在では50種類以上の野菜の種子を採っている。NPO法人・日本有機農業研究会 種苗部の幹事を務める。2006年にはイタリアで行われた「テッラマドーレ(世界生産者会議)」に参加、「種子資源 種子の未来~農民自らが自家採取する事の意義について~」を発表。2010年に名古屋で開催された世界生物多様性会議(COP10)では「生物多様性をめぐる状況と課題-種(たね)と味の多様性を守ることの重要性について」を提言。農民の手による自家採種と、在来種や固定種を中心とした種子のネットワーク運動を広げている。また、「スローフード長崎」の代表でもある。著書『岩崎さんちの種子(たね)採り家庭菜園』(家の光協会)『つくる、たべる、昔野菜』(新潮社)